2025年12月10日
10月30日、第2回学術研修会が開催されました。
箕面市歯科医師会では、地域の皆さまに質の高い歯科医療を提供できるよう、定期的に学術研修会を行っています。このたび、大阪大学大学院歯学研究科の竹立匡秀教授をお招きして、「歯周治療の現状と未来展望」をテーマに講演していただきました。
歯周病は、かつては「若年性」「成人性」といった分類でしたが、現在は進行度やリスクを評価する「ステージ・グレード分類」が世界標準となっています。この診断に基づく治療により、将来の歯の喪失リスクを大きく減らすことができるとされています。
また近年は、歯周組織の再生を目指す治療が進歩し、大阪大学で開発された「リグロス®」という薬剤を用いることで、歯を支える骨が回復する可能性が広がっています。
これからも最新の知見を学び、皆さまのお口の健康を守るために努めてまいります。




(左)箕面市歯科医師会 会長 加茂野 太郎






