箕面市歯科医師会では箕面市・能勢町の市民の方々の地域歯科医療を担っております。
近年、腸内細菌と口腔内細菌、糖尿病と歯周病、睡眠・自律神経と歯ぎしり、さらに以前より姿勢咬合学という分野では体幹と噛み合わせの関わりなどが指摘されるなど、身体全体とお口・歯の健康の関わりをより深く考える必要性が上がっております。
さらに加速している高齢化社会に対しても予防歯科の分野での対応が必須の課題となってきております。
また、近年の気候変動による災害に対しても地域歯科医療の崩壊を防ぐ必要があります。
約40年前の話になりますが箕面市歯科医師会では多発する小児の虫歯に対して予防歯科センターを立ち上げ、いち早く対応して参りました。結果、箕面市内の子供の虫歯は全国に先駆けて減少傾向をたどり、その実績は他の自治体の地域予防歯科事業を進める上で箕面モデルとして取り上げられ評価されておりました。
冒頭挙げておりますこれから起こりうる問題や課題に対し、箕面市歯科医師会では以下の対応をして参ります。
- 在宅歯科健診、医療の推進
- 箕面市、能勢町との災害時対策協定の締結・更新
- 各種学術講演会を開催
そして今後は国民皆無料歯科健診の実現に向けて日本歯科医師会、大阪府歯科医師会と連携をとりながら進めて参ります。
これからも箕面市民・能勢町民の方々の地域歯科医療サービスを箕面市歯科医師会会員一同、医療人としての優しさと暖かさをもって推進して参りますのでどうぞよろしくお願いします。
一般社団法人 箕面市歯科医師会 会長 加茂野 太郎